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2024/11/27 (Wed)                  [PR]
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2009/02/28 (Sat)                  ひどく小さな

僕は何をしているんだ。
一体何を。

言い訳ばかりして、
この手を動かさないのは何故だ。
何故だ。
何故だ。

怖いのか?
待っているのに。
命はもう、産声をあげて。

荒んだ心は。
穴だらけの心は。
それでも叫びたがっている。
「世界は、くだらなくなんて、ない」
信じたがっている。
伝えたがっている。

ああ、そうだ。
あの子は。
あの子は、まだ、
生きているかな。

生きていてくれたら。

 

紅のヴェール。
染まりゆくは、甘美な記憶。
――それ以外に何がある?
道化師の囁きと鐘の音。

「何もないさ」
神様が笑う。

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2009/02/28 (Sat)                  虚無感の片隅で

列車はまるでこの夜から逃げ出すように、レールの上をするすると。
肺に満たされるのは、濁った酸素と赤い煙。
靄のかかった特異な空間の中、響くただひとつの心臓の音を、わたしは。

この耳で。


*******


ガラスの向こうの闇に目をやれば、次々に通り過ぎていく点の輝き。そして朧気なコンクリートの輪郭、囲むは僅かばかりの星、静寂の時は月の傍らに。
それらを眺めながら、ふつふつと己の内より湧き出でるのは勝者の導きか、それとも愚者の嘲笑か。
想いは何処(いずこ)へ。
天を覆い匿う、黒い海の彼方。
人は何処へ。
ひっそりとこの肌を透かす、冷たいあの光の向こう側。

鳴いている。
泣いている。

詠んでいる。
呼んでいる。


知っているよ。
知っている。



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星夜
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1985/02/22
職業:
会社員
趣味:
音楽鑑賞
自己紹介:
ちゃんと小説を書きたいと思っています。
納得できるものが出来るようにがんばります。
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