創作をするにあたり、モチベーションを保つことを目的として。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(……どうして、どうしてどうして! 何で、嘘だって言ってよ)
ガタガタと震える身体を制するように、両腕を抑える。頬を、つっと伝っていく生温かい液体の感触が、ひどく他人事のように、遠く感じた。
今までいつか認めて貰えると、いつか受け入れて貰えると信じて。兄にどんなに冷たくあしらわれても、父が言葉すら交わしてくれなくても、それでもいつか、努力さえしていればいつか自分を見てくれる日が来ると、認めてくれる日が来ると、そう信じていたのに。
どんなに悲しくても、どんなに辛くても。そしてどんな憤りを感じても。――すべての負の感情は、全部自分の中に押し込めて、頑張ってきたのに。
笑顔でいようと、これ以上嫌われたりしないようにと、必死で頑張ってきたのに。
それなのに。
ガタガタと震える身体を制するように、両腕を抑える。頬を、つっと伝っていく生温かい液体の感触が、ひどく他人事のように、遠く感じた。
今までいつか認めて貰えると、いつか受け入れて貰えると信じて。兄にどんなに冷たくあしらわれても、父が言葉すら交わしてくれなくても、それでもいつか、努力さえしていればいつか自分を見てくれる日が来ると、認めてくれる日が来ると、そう信じていたのに。
どんなに悲しくても、どんなに辛くても。そしてどんな憤りを感じても。――すべての負の感情は、全部自分の中に押し込めて、頑張ってきたのに。
笑顔でいようと、これ以上嫌われたりしないようにと、必死で頑張ってきたのに。
それなのに。
PR
「どうするの、父さん」
「これは、異例のことだ。今まで我がスリンクス家の中で、あんな強大な魔力を持つ子は生まれたことがない。いや、ほんの少しの魔力を持つものでさえ、生まれるのは稀なことだ。……それが何故、ラウィスのような……」
「母さんにも魔力はなかったんでしょう?」
「そうだ。だから、生まれるはずは無いのだ……あんな恐ろしい魔力を持った子供は」
(……?)
どくん、と心臓が重く鳴った。
二人は難しいことを話している。意味が、よくわからない。
「これは、異例のことだ。今まで我がスリンクス家の中で、あんな強大な魔力を持つ子は生まれたことがない。いや、ほんの少しの魔力を持つものでさえ、生まれるのは稀なことだ。……それが何故、ラウィスのような……」
「母さんにも魔力はなかったんでしょう?」
「そうだ。だから、生まれるはずは無いのだ……あんな恐ろしい魔力を持った子供は」
(……?)
どくん、と心臓が重く鳴った。
二人は難しいことを話している。意味が、よくわからない。
True Answers
ラウィス ストーリー
あの頃はただ信じていたんだ
いつかすべてが報われる日が来るって
いつかすべてを受け入れてくれるって
ただ 信じていたんだ
限られた場所でしか使用することを許されなかった魔法。それは屋敷の裏庭の隅、人目につかないように大木の陰に隠れるように。ひっそりと、外の誰にも気づかれないように。
それでもただひたすらに練習を重ねた。新しい魔法が使えるようになると、すぐに父や兄のところへ飛んで行き、それを報告した。
期待したような返事は、返ってきたことはないけれど。
いや、練習をさせて貰えるだけで、それで充分なのだ。――今はそう、自分に言い聞かせることにしていた。
その日も、今まで練習を積んできたものが実って、父の部屋へ走った。広い屋敷の、鮮やかに赤い絨毯が敷かれた廊下を、軽い足取りで走り抜けていく。
TAをパソコンで打ち直し始めています。
まずはラウィスの話から。
いやあ、なんというか、すごい恥ずかしい…
なんて恥ずかしい話なんだ…ラウィスよ…
まあ、実際中二くらいの頃に書いたものだから仕方ないかとは思うのだけど…
ホントに中二だよね、これ!!
しかし、15年くらい前に書いたものを改訂しつつずっと大事に持っているのだから、
大好きなのも大概にしとけ!って感じです(笑)
台詞とか描写とか、ちょこちょこ変えながら書いていますが、ほとんどそのまま丸写しに近いです。
だってもう、色々と考え直すのめんどいんだもん…仕事もあるし…(笑)
ということで、少しずつこちらのブログに載せていけたらなと思ってます。
誰にも読んでもらえなさそうですが…
自己満足!
(笑)
まずはラウィスの話から。
いやあ、なんというか、すごい恥ずかしい…
なんて恥ずかしい話なんだ…ラウィスよ…
まあ、実際中二くらいの頃に書いたものだから仕方ないかとは思うのだけど…
ホントに中二だよね、これ!!
しかし、15年くらい前に書いたものを改訂しつつずっと大事に持っているのだから、
大好きなのも大概にしとけ!って感じです(笑)
台詞とか描写とか、ちょこちょこ変えながら書いていますが、ほとんどそのまま丸写しに近いです。
だってもう、色々と考え直すのめんどいんだもん…仕事もあるし…(笑)
ということで、少しずつこちらのブログに載せていけたらなと思ってます。
誰にも読んでもらえなさそうですが…
自己満足!
(笑)
そしてもう28歳になってしまった……
おおお……
一日一日を大切にせねばと思う、今日この頃。
おおお……
一日一日を大切にせねばと思う、今日この頃。